じょさんし大学第8期(東京)2日目レポート
じょさんし大学第8期2日目
前回は第1回目とは思えない盛り上がりだった1日目でした!
今日は第2回目。
講義をしてくださるのは産婦人科医師の辺見佳永先生。
産婦人科医師といえば、私たち助産師にとっては最も身近な医師。
そんな先生がじょさんし大学でどんなことを話してくださるのか楽しみです!
まずは、辺見先生が医師になってからどんなどんな教育の中でどんな思いですごされてきたのか、というお話でした。
当時は産婦人科を希望する医師が少なく、激務だったそうです。
しかし、それでも0.1%のリスクも見逃さない、そのわずかなリスクがあれば医療でそのリスクを回避することが医師の役割だったといいます。
臨床にいると「もう少し経過観察できるのに、先生はすぐに処置をする」なんていう助産師の言葉を耳にすることがあります。
医師にはお母さんと赤ちゃんの命を守る責任があります。
今の日本の周産期医療では母体死亡が10万人あたりおよそ4人。新生児死亡が1000人に対して3人です。これは世界でもトップクラスです。
それでも産婦人科医師はこの4人のお母さん、3人の赤ちゃんをゼロにするため日々医療の現場にいるのだというこいとがわかりました。
そんな風に命と向きあっている医師を理解して私たちは日々医師と同じ目線でお母さんや赤ちゃんに関わることができていたのでしょうか。
なんだか少し目をつぶりたくなりました。
そして、そんな辺見先生が自身の出産、育児体験をお話してくださいました。
安全な医療の提供だけでは出産や育児はできないと。先生は安全に出産ができるよう医療がととのった施設を選択したのに不安でいっぱいだった出産を経験されたそうです。
その後の育児はイメージ通りではなく涙する日々も。
そんな想いをするお母さんがいなくなるように、そこに関われるのは私たち助産師であると、そんな先生の熱い想いを話してくださいました。
9割のお母さんが医師と助産師が関わる病院を選択している現実。
私たちがお母さんを理解しようとするように、医師の思いがや考え方を理解してお母さんと赤ちゃんへの安全でやさしい出産、育児のスタートを支援できるチーム医療をめざしたいと感じました。
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2時間目は、みのおママの学校の代表 谷口陽子。
熱量と愛が溢れる予感!
谷口さんは、2時間目になり、やっぱり半袖スタイルに(笑)
時々、汗をチェックしながら、そして、イントロクイズと言う名の生歌を披露され(みのママメンバーも驚き♡)、、、笑いの絶え無いあっという間の90分でした!
オンラインであっても、受講生の皆さんが、一瞬で、谷口さんの魅力やお人柄、「谷口world」に、引き込まれていくのを感じました。
みのおママの学校の誕生から、4年半。
「ママと子どもたちの笑顔につながる本質的でユニークなサービスを38個誕生させます!」という、今に至るまでの想いと道のりを話して下さいました。
何をしたいかではなくて、なぜしたいのか。
誰かのため、社会のため、だけでなく、自分の幸せにも繋がることなのか。
残りの自分の人生をかけて本気で覚悟を持って取り組めることなのか。
谷口さんの言葉は、柔くても、本質的で
・今までの人生で、自分の本当の幸せについて向き合う機会なんてなかった
・今に満足しきれていない
・変わりたい
・幸せになりたい etc
そんな思いを持って参加される受講生さんにとって、心に問いかける、魂が揺さぶられる時間になったのではないでしょうか。
そして、地域のたくさんのママや子どもたち、全国の助産師に信頼されているみのママの、
挑戦と失敗の数々、
表には出てこない努力と覚悟、
物事の捉え方を 伝えて下さいました。
成功体験ばかりでない、飾らない谷口さんの話だからこそ、
私にもできるんじゃないかな。
挑戦できるんじゃないかな。
それぞれの心の奥に隠れている希望に向き合う勇気が持てたように感じます。
みのママの覚悟と想いがめいいっぱい詰まったじょさんし大学に 今 参加しているということ。
後半になり、どんどん顔が画面に近づき、前のめりになる受講生さんたち
谷口さんの言葉、一言一句聞き漏らしたくない!!という思いが溢れ、猛スピードでメモをされる様子に熱量をひしひしと感じました。
人生が変わり始める時
そこにあるのは人との出逢い。
じょさんし大学2日目
幸せに向き合うきっかけとなる、濃厚な1日になりました。
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次回(3日目)は
勤務アドバンス助産師 中尾慶子さん
おはな助産院 野口智美さん
次回も楽しみです♡
レポ :1時間目 西村 真紀 ・ 2時間目 東田 美波