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じょさんし大学の魅力

出来る助産師より
幸せな助産師(わたし)

谷口陽子さんロングインタビュー 【じょさんし大学 学長 / みのおママの学校 代表】

じょさんし大学は2017年4月に開校。「出来る助産師より、幸せな助産師(わたし)」 をテーマに、一人ひとりの人生がキラリと輝きはじめる最高のコミュニティとして人気を集め、これまでに累計900名以上の助産師が参加している。そんなじょさんし大学が、この春に、新たに生まれ変わることを発表。その理由について迫ってみる。

インタビュアー:石井恵理子

谷口陽子 さん

1974年、富山県生まれ。助産師として総合病院や産婦人科クリニックに24年勤務。2016年に合同会社みのおママの学校を設立。大手企業と一緒に子育てママを応援するさまざまな取り組みを実施。これらの活動には年間で累計1万組以上の親子が参加し、「キッズデザイン賞」や「大阪府ベスト育児制度賞」などを受賞。ほかにも、助産師の学び舎として、「じょさんし大学」や「マザーズハート大学」などを運営している。

じょさんし大学を運営している
みのおママの学校という小さな会社

— じょさんし大学を運営している〈みのおママの学校〉は、どんな会社なのでしょうか?
谷口陽子(以下、谷口):みのおママの学校は、助産師が中心になって、ママや子どもたち、そして、助産師さんの人生を応援している小さな会社です。
みのおママの学校のコアメンバー(みんな助産師)
みのおママの学校の公式HPはコチラ
— 具体的にはどのような活動をされているのでしょうか?
谷口:わたしたちは、女性やこどもたちが、本当の自分を笑顔で生きられる世界をつくりたいと思っています。
とても小さなチームなので、大きなことはできませんが、日々、自分たちに出来ることをみんなで楽しんでいます。
地域では、「みんなでつくろう!ママが笑顔になれるまち」を合言葉に、素敵な企業さんと一緒に、民間主導型の新しいまちづくりに取り組んでいます。これらの活動には、年間で累計1万組以上の親子が参加していて「キッズデザイン賞」や「大阪府ベスト育児制度賞」などを受賞しています。
また、いつもママに寄り添う助産師さんたちのことも応援したくて、じょさんし大学やマザーズハート大学(助産師×ママの心の専門家)を運営していたり、助産師さんのカウンセリングや助産院などのブランディングもしています。
そのほか、教育委員会や助産師会からの依頼で講演会や執筆活動をするなど、いろいろな活動をしています。
みのマママルシェの公式HPはコチラ

キラリと輝く助産師
ここから生まれる

— じょさんし大学を開校することになった理由を教えてください。
谷口:本当は人生で最も大切なはずの「自分の人生を大切にすること」を後回しにして、日々、厳しい環境の中で、ママや赤ちゃんのために頑張っている助産師さんがたくさんいます。
当時は、今のようにSNSによる情報のシェアなども進んでなかったので、外の世界の良い情報などに触れる機会も少ないなかで、それぞれの職場で正しいとされている正解に自分を合わせながら。
わたしたちは、そんな助産師さんに、一度きりの人生を笑顔で豊かに生きるために、誰かや何かのためだけにいのちを使うのではなく、自分の心(本音)に向き合うことの大切さを伝えていきたいと思い、じょさんし大学を開校しました。
— じょさんし大学はどんな学び舎なのでしょうか?
谷口:じょさんし大学は、ただ、知識を学ぶだけの一般的なセミナー(学び舎)ではありません。
様々な分野のスペシャリストとして活躍されている最高の先生方からの学びはもちろんのこと、それだけではなく、みんなの人生がより良くなっていくための仕掛けが盛りだくさんの、ちょっとユニークで心地よい最高のコミュニティとして機能しています。
2017年4月に開校してから、これまでに累計で900名以上の助産師さんが参加してくれていますが、その約7割が大切な人からの紹介であることは、とても嬉しいことです。
じょさん大学6期(福岡)の様子

出来る助産師より
幸せな助産師(わたし)

— とても興味深いですね!卒業された生徒さんたちの感想を聞かせていただくことはできますか?
谷口:もちろんです。ちょっとHPを見ながらになりますが。(笑)
「私の人生は私のもの、私は幸せになっていいんだ!」「みのママとの出会いは私の人生を大きく変えてくれました!」「毎月朝4時に起きて4時間かけて来た価値があります!」「助産師になって何をしたかったのか初心に帰れた気がします」「私のはじまりはここから!自分の可能性にかけてみたい!」「助産師のあり方の幅って無限大だと確信しました」「心からどんな私もマルって思えた経験は宝物です」「これから公私共にお世話になりまくる予定です!笑」「じょさんし大学との出会いは、一生の宝物です☆」「わたしの幸せに気づくキャンパス」
今、久しぶりに見ましたが、じょさんし大学って最高ですね!自画自賛させてください。(笑)
あと、じょさんし大学の卒業式がいつも感動的なんです。みんなが自分自身の心の変化を喜んでいたり、ここで出会った仲間たちのことを宝物だと感じてくれていたり。
また、最後のスピーチで熱い想いが込み上げて涙を流す生徒さんもいて、その姿を見ると、私も感動して涙が溢れます。
じょさんし大学3期(東京)交流会の様子
卒業生の声はコチラ
— あらためて、じょさんし大学がここまで支持される理由は何だと思いますか?
谷口:ありのままの自分に自信がもてず、本当の自分を笑顔で生きることに、少し難しさを感じている助産師さんがたくさんいます。
そんな助産師さんたちの心が求めていることは、いつも自分を犠牲にして、誰かや何かのためにがむしゃらに頑張ることではありません。自分の心が満たされていない状態で、助産師の仕事をすることは簡単じゃないですからね。
みんな本当は、もっと愛されたいし、自分で自分のことを愛したい。そして、大切な人を愛したいし、愛が循環する世界を生きたいんですよね。
「出来る助産師より、幸せな助産師(わたし)」。このメッセージは、もともと講師の先生が使っていた言葉で、許可を得て使わせてもらっているのですが、多くの助産師さんの心に響くというところに、実は、みんなの心(魂)が求めていることの答えがあるんです。
じょさんし大学が人気の理由は、そんな人の本能を理解し、ブレることなく、そこを大切にしているからなのかもしれません。
一人ひとりが心と心で繋がり、ありのままの自分をみんなに受け入れてもらい、ゆっくり時間をかけて仲間たちを信頼することができるようになる。そして、気がつけば、愛が循環する喜びを体験することが出来るようになり、この場所が、自分にとっての大切な場所になっていくのだと思います。
アドラー心理学ではこのようなことを共同体感覚という言い方をしますが、人の本能はどんな時もこの感覚を求めているんですよね。
— じょさんし大学に入学すれば、みんなすぐに変われるのでしょうか?
谷口:もちろん、その人の人生のタイミングによります。
わたしたちは、普段、ママや助産師さんのカウンセリングもしていますが、わたしたちのことを信頼し、ありのままの自分を見せられるようになり、そんな自分を受け入れてもらい、自分を愛せるようになるには、それなりの時間が必要になります。
それは、じょさんし大学でも同じで、入学したからといってすぐに変われるってことはないと思います。大事なのは、自分のペースを大切にして、焦らずゆっくり、自分自身のアップデートを楽しむことだと思っています。
いつの日か、どんな自分も受け入れてあげて、自分で自分を愛してあげることができるようになれたら最高ですよね。
世界にひとつだけの花がキレイに咲くためには、環境がとても大切で、その環境をつくることに、わたしたちは日々、エネルギーを注いでいます。
— みんなの変化に焦る人はいませんか?
谷口:たくさんいますよ。(笑)本当にみんな可愛いんです。
自分の素晴らしさに気づかずに、まわりがキラキラして見えて劣等感を感じてしまう。これはクセなんだと思います。でも、自分には価値があるって心で感じられるようになった時に、全部、自分の勘違い(妄想)だったと気づくんですよね。

この春、じょさんし大学が
新たに生まれ変わります

— なぜ、このタイミングで、新しく生まれ変わることになったのでしょうか?
谷口:この春に12期生が卒業することになるのですが、この7年間で、助産師業界に対して、一定の貢献は出来たのかなと思っています。
今はもう、じょさんし大学の卒業生もいろんな活動をしているし、とっても素敵な活動をされている助産師さんが全国にたくさんいるので、私たちは新たなミッションを掲げて、次に進みたいと思っています。
— いよいよスタートする、じょさんし大学 THE MISSIONについて教えてください。
谷口:「自分を大切にすることが大切だよ」最近、SNSを開くとみんなが同じことを言っています。
もちろん、自分を大切にするって、いろんな意味があって、すべてが正解だと思います。例えば、旅行に行ったり、美味しいものを食べたり、趣味を楽しんだり。こんな風に自分がやりたいことをやるって、すごく大切だし、とてもハッピーなことです。
ただ、思考での満足と本能での満足は少し違っています。
じょさんし大学の運営メンバーの話ですが、入職3年目の時に、プリセプターになる自信がなくて、仕事を辞めてNZに留学(逃亡)したんです。(笑)
そこには、時間の自由もあり、対人関係のストレスもなく、ただ、楽しい毎日があったそうです。でも、それだけでは、心が満たされなかったみたいです。
彼女は、自由を求めて、楽を求めて、楽しいを求めて、それらすべてを手に入れたけど、自分の心は幸せを感じることが出来なかったんです。
また、これは別のメンバーの話になりますが、新しい刺激を受けて、何かをはじめ、それが上手くいき、まわりから一定の評価を受けたり、経済的な成功を手にしたけど、本当の意味で幸福を感じられなかったそうです。
じょさんし大学 THE MISSIONが誕生する意味は、まさにここにあります。
思考による正解や幸せではなく、自分自身の心(魂)が求めている「本当の幸せ」を体感できるようになるための、最高の時間をお届けしたいと思っています。

魂のアップグレードを楽しむ
最高の学びがここにある

— 谷口さんがおっしゃる本当の幸せの意味について、とても興味があります。
谷口:わたしたちが思う幸せとは、自分を愛せるようになり、大切な人を愛し、そこに貢献しあえる喜びを感じ、愛が循環する世界を生きることです。
そして、究極は、世界中の仲間たち(人、モノ、自然、宇宙、過去、未来など)とも愛し合うことが出来る自分になることなんですよね。もちろん、これは簡単なことではないので、まずは、自分と自分、そして、自分と大切な人との関係から。
自分たちが生まれた理由を知り、自分のいのちの使い方を明確にし、この世界をどう生きるのか。
「本当の自分を笑顔で生きる。それが、世界へのギブになる」。この意味を心で理解し、実践できるようになることがとても大切なんだと思います。
— 新しいじょさんし大学では、どんなことが学べるのでしょうか?
谷口:本当の自分を笑顔で生きるために、必要な要素を体系化したものがここにあります。
「心」「言葉」「體」「性」「食」「自然」の6つのコンテンツにまとめて、その一つひとつの学び実践していくことの大切さを、楽しい環境の中で心の奥に響くようにお伝えするのが、この春に新しく誕生することになった「じょさんし大学 THE MISSION」です。
健康を大切にしている人でも、なぜか元気がないのは、心を整えられていないからだったり、體を大切にしているけど、どこか幸せそうに見えないのは、言葉を大切にしていないからだったり。
やはり、この6つの要素のバランスが、自分自身を整えていくために、とても大切なんだと思います。
— 谷口さんはこの6つの要素を理解し、自分を整えることができているのでしょうか?
谷口:ここだけの話ですが、こんなことを言っているわたし自身が、理解していないんです。(笑)
なので、今回は、わたしたちスタッフが生徒さんへのホスピタリティとかを完全に忘れて、最前列に座って超前のめりで授業を受ける予定です。(笑)
オンラインなので、最前列とかありませんが、そんな気持ちで。(笑)

本当の自分を笑顔で生きる
それが、世界へのギブになる

— 最後に、一言、開校を楽しみに待ってくれている助産師さんへメッセージをお願いします。
谷口:自分を整え、自分を愛し、その溢れた愛を、家族や友人、仕事で関わる大切な人たちへ循環させていく。
みんながそんな最高の喜びを感じられる世界をつくりたいと、今、本気で思っています。
もちろん、わたしたちは、とても小さなチームなので、自分たちにできる目の前のことから。
まずは、ママや子どもたちに関わることができる助産師さんへ。そして、ママや子どもたちから、世界へ愛が広がっていくことを夢見ています。