2月のシークレットセミナー「災害医療」

レポート

今月のテーマは「災害医療」

昨年は大阪府北部地震や台風など、災害続きの年でした。そして30年以内に80%の確率でくると言われている巨大地震。いつ起こるか分からない災害に対して不安や恐怖がありつつも、平時にはどこか意識が薄れてしまう災害について改めて考えるいい機会となりました。

「DMAT」「DPAT」「災害時小児周産期リエゾン」の役割や災害時における周産期医療の課題など、災害医療について新たに学ぶことができました。

災害時、妊産婦やベビー、こどもたちに関わる助産師ができることってなんだろう。周産期だけでなくすべてに言えることだけど「防災と減災」なんだろうなと思いました。

災害弱者と言われる、妊産婦そして乳幼児に特化して災害時に関する知識やケアを学ぶことで、私たちが、守ることのできる命があるんですよね。

また災害時のコミュニティの重要性も強く感じました。災害医療雑誌に「自治会長のいた避難所では運営がスムーズにいく傾向があった」と書いてあったそうです。もちろん災害のためのコミュニティではありませんが、普段からの地域や人のつながりは災害時に大きな力になるんだなと改めて思いました。

母乳育児や地域コミュニティなど災害だから特別にということではなく、普段からあたり前にやっていることあたり前にあるものが、災害時に役に立つのだと思います。

災害に対する備えは備品だけじゃない。人間関係が希薄と言われる今の時代だからこそ、家族、近所、職場、地域など、日頃からコミュニケーションがしっかりととれていて、お互いの顔が見えるそんな人と人との絆やつながりが何より減災につながるように感じました。

講義を聞いた後、もし私たちが周産期災害対策のプロジェクトチームだとしたら何ができるか?というテーマに沿ったグルールワーク。今ある常識の枠を取っ払って、そして辺見先生から学んだ新しい知識もプラスして自由な発想でいろいろ考えていただきました。

みなさんにしていただいたグループワークでも地域のコミュニティの大切さを感じられた方が多かったです。DMATに対して自分たちの地域は自分たちで守るを合言葉にした「地MAT」の結成!笑

ユニークな発想で素敵なアイディアが他にもたくさん出ました!みなさんのグループワークを見ていていつも思います。こんなにも熱い思いがあって、ママや赤ちゃんに対して愛があって、柔軟な考えができる助産師さんたちの力を終結させたら、きっと日本の子育て環境だって変えていける!きっと未来は明るい!!と。

以下は、受講されたみなさんの感想の一部です☆

・災害医療に周産期医療をどう組み込んでいくのかとても難しいなと感じました。緊急度や重症度、私たちの当たり前が共通認識ではない部分がありその穴を平時にどれだけ埋められるかが重要だと思いました。

・地域で仕事をさせてもらっていると、普段からのコミュニティの大切さを痛感することが多々あります。災害のことも普段からの人のつながりでいざという時に支え合えるかそうでないかが変わってくると思いました。

・災害医療というテーマは元々興味がある分野だったのでとても楽しみにしていました。本当に自分の視野は狭くて小さいなとシークレットセミナーにくるたびに考えさせられて新しい発見ができます。

・普段からの備え、環境がとても大切だと思いました。ただ私たちは専門家で専門的な知識を得つつ、自分たちの身体も心も守れることが必要だなと思いました。

 

みなさんいろいろな気づきがあったようです。今月も素敵な講義をしてくださった辺見先生に感謝です!ありがとうございました!!

 

 

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
じょさんし大学レポート
じょさんし大学での学びをここに公開☆
〈みのおママの学校のウェブサイト〉
http://www.minomama.com
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

 

関連記事一覧

検索